マルチグリッパ工法(地中障害撤去)
ケーシング回転削孔工法において、鉄筋コンクリート基礎、鋼杭などを「低振動・低騒音で破砕・撤去」する地中障害物撤去に使用します。回転するケーシングの下端に装着されるマルチグリッパは、ケーシングの トルク・押込み力を利用して駆動するので、油圧・電気など特別な動力源は不要です。チゼルのような衝撃破壊ではありませんので、「振動を嫌う」地域における地中障害物撤去に最適です。
地中障害撤去作業状況
マルチグリッパ
ケーシング内セット
構 図
特 徴
- ケーシングのトルク・押込み力を利用し、強力な掘削性能を発揮。
- スクリューヘッド・掘削バケット・底さらいバケットなど多様なアタッチメントの選択が可能。
- チゼルのように打撃の必要がないため、低騒音・低振動での掘削ができます。
- 吊りロープの掛け本数が選択でき、小型の相伴クレーンで操作が可能。
- 動力源を必要としないので、面倒な油圧ホースなどが不要。